喫茶の謎解き意地悪紳士

「……無いのか。ここには」

草木が本を直さずに書庫を出ていこうとした。

しかし。

「おかしい……。この書庫は長年あの男しか使ってないはず。鍵はあの家政婦が管理してる……。なのに何で鍵は開いてるんだ?」

やばっ!!

詩音は叶亜をみて、小声で言った。
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