俺様上司は、極上の男!?





翌日は会議に向け、朝から資料作成に追われた。
コピーなんてたいした手間はかからないけど、一応重役たちに渡す資料だ。落丁なんかがないように、小花に手伝わせて針のないホッチキスで冊子にまとめていく。

スクリーンに映して説明するパワーポイントの原本。動作確認しとかなきゃ。結構、本番に止まることが多いもん。
何より、喋りの練習がいる。プレゼンなんて、営業研修以来だ。

そんな中で困ったメールが入る。

ムドラ本社の担当者からだ。


「えーと……え!?」


内容はこちらが提出したデザインを全面的にリジェクトするというものだった。
デザインを出してから、なかなか返事がないとは思ったけれど……まさか突っ返されるなんて。

なんで?
なんで?

実績も人気もあるデザイナーさんを起用して、それについてはあちらも喜んでたのに。


「太刀川!」


櫟課長がデスクから私を呼ぶ。
メールの宛先には課長も入っている。内容を確認したのだ。
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