俺様上司は、極上の男!?
ミスしたのは私だ。
この人が怒っているのは、私が悪い。

でも、そこに私が女子であることは関係ないじゃん。

私が何も言えなくなっていると、横で課長が口を開いた。


「静原さんのお気持ちはよくわかりました。ご気分を害されて当然です。こちらも無理にお願いはできませんので、今回はお詫びしまして依頼をキャンセルさせていただきたく思います。誠に申し訳ありませんでした」


課長が頭を下げたので、私も合わせて頭を下げた。
静原さんは捨てゼリフのように言った。


「どーぞ、お好きに。古臭いデザイナーと縁が切れてよかったでしょうよ」







静原さんのマンションを出る。落胆から北風が身に染みる。
当惑と失意の中、私は口を開いた。


「課長、本当にすみません。とんでもないミスをしたばかりか、余計静原さんを怒らせてしまって」
< 122 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop