俺様上司は、極上の男!?
ってことは、課長からのお誘い待ちなわけで……。
今週はそんな機会が訪れなかったことに、密かに落胆しているわけで……。

はあ。私、やっぱり、課長と触れ合いたいと思ってるんだ。

恥ずかしくなって、お湯割りをぐぐーっと飲み干す。
ああ、ダメ。全然、動悸が収まらない。

今週は仕事以外はずっと課長のことを考えている気がする。
ミスをフォローしてもらって、看病してもらって、優しく激しくキスされて。
弱ったところを立て続けに攻められて、陥落寸前。
あれほど、思い出しては切なくなっていた裕太のことなんか、考える余地もなくなっていた。

ヤバイ、私。

課長相手にものすごくドキドキしてる。
仕事中は極力思い出さないようにしてるけど、こうしてひとりになると溢れだす。

櫟課長の声。メガネをはずした薄茶の瞳。
頬を撫でる指先。惑わす唇。
抱き締めてくれた腕の中の温かさ。
グリーンノートの香り。

ああ、困ったな。

このままじゃ、仕事にも影響が出そう。

明らかに課長に対して、妙な思慕を感じている。
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