俺様上司は、極上の男!?
「ダメダメ、こういうのはダメ」


私は夜空に向かって呟く。

自分に言い聞かせるように。


「大人なんだから、冷静に、冷静に」


もし、課長に望まれたら、私は再び課長と関係を持つかもしれない。

でも、それは大人として割り切った関係。

だって、彼が私を誘うのは『相性のいい身体がフリーだから』なのだ。
後腐れなく、身体のみのお付き合いでいいと、以前の課長は言っていた。

つまり、私がもしも課長に本気になってしまったら、この前提は崩れる。

だって、重いよね。

好きですオーラ出しまくりの女と割り切った関係なんて無理でしょ。
そこで自分だけ割り切っちゃう男なら、好きになんてならない。

課長に重く思われたくない。
でも、もう少し近づきたい。

たぶん私は、ちょっとだけ……いや、だいぶ彼に惹かれ始めてる。
だから、この気持ちは表に出さずにおこう。

彼に安心して「利用」してもらえるように、大人の太刀川つぐみでいよう。


「よし!来週も頑張るぞっ!」


私は夜空に向かい、ひとり気合いを入れると、室内に戻った。







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