俺様上司は、極上の男!?
私と小花は、第2グループのフロアに隣接する小応接室でもそもそと着替えた。

私がお気に入りのサイドに編み込みリボンが入ったものは、まだサンプルが出来上がっていない。


「こっち取ったぁ~」


小花がどうやら目をつけていたらしいタンクトップを手にする。
イエローとオレンジのライン、ブルーのロゴ。確かに小花なら似合いそう。


「じゃ、私はこっちか……」


デザインなら穴が開くほど見てる。発注を出したのは私だもん。

このカットソー、袖はあるけれど、ざっくりと襟ぐりが開いていて、別布でホルターネックがついている。

なので、胸元は見えない。
でも、肩から背中は丸見えだ。肩甲骨まで出てるし!

普段、Tシャツでヨガをやってる私は、正直こんなウェア着たことない。売ってる側の人間が何をと思うかもしれないけど、手掛けるのと自分が着るのは大違いだ。

インストラクターのリリさんなら、きっと可愛くセクシーに着こなすであろうこのウェア。

私は人様にほとんどさらしたことのないもろ肩と背中に暗鬱とした。
毛深いほうじゃないけど、背中の脱毛に行っとけばよかったよ!

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