俺様上司は、極上の男!?
今日届いたウェアはカットソー2点、パンツ3点。ひとつのパンツはショート丈なので、レギンスがないと合わせられない。
つまりは、二人の女子がモデルという名の生け贄にならなければ……。

よし、ここはひとつ、他人様に頼らせてもらおう。
中尾さんも言ってたしね。これも任せる勇気だよね。

都合よく解釈しつつ、まず、新人の野際さんに声をかける。


「ごめんなさい、太刀川さん。私、生理2日目で、万が一ウェアを汚したらと思うと……」


うう、そりゃ仕方ない。

次にこの流れを静観していたメグ子さんに目をやる。
彼女は顔の前、両腕で大きくバッテンを出していた。


「ぽっちゃりが売りのアラサーにサンプルモデルとかやめて」


語尾が怒ってる……。

そうだよねぇ。メグ子さん、ヨガウェアはだぼだぼTシャツとゆったりスウェット以外着ないもんねぇ。


「小花!あんたは?」


横の小花に言うと、ケロッとした返事が返ってくる。


「つぐみセンパイと一緒ならいいッスよ~」
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