俺様上司は、極上の男!?
裕太と別れたあの夜、櫟課長と何度も抱き合った。
行為の合間に、力なく涙する私を、彼は強く抱き締めてくれた。

『忘れろ』

そう言って、何も考えられなくなるまで攻め立ててくれた。
私の胸の中には、あの蜜のように甘く、狂おしく激しい夜がずっとあった。

彼氏も親友も同時に無くした私が、こうして何事もなく暮らしてこられたのは、紛れもなく櫟了介という男の存在があったから。
そんなことに、今さらながら気づく。


今夜、自分の気持ちを伝えよう。


先に恋に落ちていたのは、私。

だから、彼に言わせてしまったことを、きちんと私の口から言いたい。


あなたが好きです。

そう言って新しい時間を始めたい。

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