俺様上司は、極上の男!?
「じゃあ、なんで来たの?大好きな裕太くんに頼まれたから仕方なく?」


「もう、こんなやつ好きでも何でもない!私には好きな……えーと付き合ってる人が別にいるんだから!」


言い過ぎかとも思ったけれど、裕太にはこういう説明をしてある手前、ここは「付き合ってる人がいる」設定で押し通す。


「嘘……どうせ私を言いくるめるために、でまかせ言ってるんだ」


「嘘じゃないってば!」


「そうやって、バカにしてぇ……」


酔っ払いとの不毛なやりとり……。私は苛立ってきた。


「いい加減にしなさい。あんたは、裕太とくっついた。それはあんたの選択。そっから先は勝手にやってくれないとさ」


「だから……ほっといてくれていいよ。つぐみちゃんも裕太くんも……私なんかどうせ……」


「その卑屈な態度が大ッ嫌い!」

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