俺様上司は、極上の男!?
本当は「はあ！？どういうことよ！！」と語気荒く聞き返すつもりだった。

しかし、朋子の答えの予想がついてしまった私の口からは、吐息のような音がもれただけ。


「もう3ヶ月になるの。私から、裕太くんに告白した」


ごめんなさい、朋子は消え入りそうな声で言った。新たな涙が彼女の頬をつたう。


「へー、そんで？」


私は呆けた声で聞き返す。
3ヶ月も前から。
頭の中では、冷静にその間の裕太の様子を思い出す。
何も変わった雰囲気はなかったはず。


「裕太くん、私と付き合うって答えてくれた。でも、つぐみちゃんにきちんと言うまで時間がほしいって。だから、私も今日まで黙っていたんだけど……すごく苦しくて……」


私に告白して許しを乞いたくなっちゃったというわけですかい。

私はほんの数瞬黙った。
脳裏には、私と裕太、そして朋子の始まりが走馬灯のように駆け巡った。

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