俺様上司は、極上の男!?
「おまえは何がしたいんだ?俺に好きだって言わせたいのか?そのために遮二無二仕事をして見せてんのか?」


「そんなんじゃ……ありません」


同情を買いたいんじゃない。気を引きたいんじゃない。

櫟課長が激した声で言った。


「心配するこっちの身にもなれよ!」


熱い声が身体に染みる。

ずるい。
こんなの反則。

私がどれほどあなたに惹かれているか、どれほどこの腕を欲しているか。
全部、あなたはわかってやっているんでしょう?
『心配』なんて甘やかす言葉を吐いて、本当にずるい。

息を吸い込む。
櫟課長の愛しい香りに抗うように、決然と言う。


「私の望みは、櫟課長の意地っ張りを止めることです」


私の答えに櫟課長が僅かに身体を離した。
私は彼を間近く見上げ、言った。キスもできそうなくらいの距離で。
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