俺様上司は、極上の男!?
「すごいな、大男の酒量かと思った。女子はカクテルばっかり飲んでるもんだと思ってた」


「カルーアミルク飲んで『私強いんですぅ!』って言ってた方がモテますかね」


「モテるかは別として、確かにいる。そういう女」


私はアハハと笑う。
わずかに櫟課長の頬が緩んで見えた。


「飲みたいわけでもあった?」


櫟課長は言ってから、すぐに気まずそうに顔をそむけた。


「別に話すことじゃないか」


「いえ、ほんのくだらないことなんですよ。全然話せます」


強がりだ。
でも、こうして笑い話みたいに他人にしてしまえたら、楽になるかもしれない。

相手が、顔見知り程度の上司なのもよかった。

友人なら腫れ物扱いされちゃうし、何より朋子の立場がない。
朋子の立場なんて……どうでもいいって言っちゃいたいけど。


「聞いてくださいよ。誕生日目前に彼氏に浮気されまして」

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