俺様上司は、極上の男!?
それなら、本人の自宅に送り返そう。
裕太は私の元にあった自分の品を見て、何か感じるだろうか。

いや、期待すべきじゃない。
あんな風に私を裏切ることができるヤツなんだから。

でも、私の中には裕太と愛し合っていた記憶もきちんと残っている。
私の彼氏だった裕太はいつだって最高に楽しくて、二人きりになると甘えたがりだった。


バカだな、こんなこと思い出しても意味ないよ。


私は目頭を脱ぐって、スーパーでもらってきた段ボールに荷物を詰める。

早く、終わらそう。

だけど、どうしたらいいだろう。

朋子は部署こそ違うけど、同じ会社。
裕太とはまた仕事する機会もあるはずだ。

友達も何人か共通してるし……、気まずい想いも、痛い想いもしばらく続きそう。
< 41 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop