俺様上司は、極上の男!?
会社肝煎りの企画というわけだ。
課長の仕切りで動くことになるのかな。実際製作するとしたら、製造業者の選定、デザイナーの選定、ムドラ側とのやりとり、国内プロデュース……やることだらけじゃん。

やだな。
ちょうど手掛けていたショッピングモールのブースも片がつき、広報関係は撮影を機に小花に回った。

私、その件のアシスタントに回されちゃったりします?

すると、中尾さんが本部長から話を引き取り、言った。


「今回のメイン担当は太刀川に任せたいと思っています」


たちかわ?
私以外いませんけど、
まさかねぇ。

アシスタントではなくメイン担当?

いやいやいや、いきなりそんなデカイ企画を、まだまだ若造の私に任せませんよねぇ。


「太刀川は企画の仕切りが初だし、良い経験になると思うんだ」


狼狽する私を真っ直ぐ見つめ、中尾さんが語りかける。


「異動2年、今まではアシスタント業務が多かったけど、そろそろメインを張れるようになってほしい」
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