俺様上司は、極上の男!?
「あの……でも」


私は及び腰だ。
最初の仕切りが第2グループを背負って立つような大仕事って……ちょっと荷が重すぎるんじゃ……。


「もちろん、今までこの件を手掛けてきた櫟課長がバックアップする形になるから」


え!?

私はぶんと首をねじり、中尾さんの横の櫟課長を見る。

櫟課長は今この瞬間まで、いつもどおり気配を消して、沈黙していた。

しかし私を見返すと、全くの無表情まま冷えた声音で言う。


「やるか、やれないか。それ以外の回答はいらない」


冷たい顔で、底意地の悪い物言い。

この状況で「仕切りはできません。やれません」なんて言える?
私は言えない。

私は困惑した顔のまま、答えた。


「頑張ります……」


「頑張るのは当然だ。ふざけてるのか?」


すぐに飛んできたナイフのような言葉に、私は言葉を変え答えた。


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