腹黒王子の取扱説明書
俊は緊張してたかもしれないけど、彼が避妊を忘れるなんて考えられない。

ひょっとして同棲が嫌って言ったから、強引に結婚に持ち込もうとしたのだろうか?

だとしたら……本当に腹黒い。

「麗奈、うちにお嫁においで。絶対に後悔させない。それに、もう麗奈は俺しか愛せないよ」

何なのよ、その絶対の自信。

……確かに俊以外の男性なんて男として見れない。

彼が言う通り、俊に出会ってしまった今、他の男の人なんて今後も好きになれない気がする。

「俺も麗奈しか愛せない。麗奈を愛してる」

俊が愛おしげに私を見つめ熱くその想いを口にすると、胸がきゅんと高鳴った。

ああ……この顔に言われると私、弱いんだよね。
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