腹黒王子の取扱説明書
「寺沢君、会議室の電球が切れたみたいなんだけど、交換に行ってくれない?」
「悪い。これから企画室と打ち合わせなんだ」
寺沢くんが私と目を合わせずに慌ただしくオフィスを出ていく。
普段は穏やかで優しい彼だが、今日は余裕がないらしい。
新人は社内見学だとかいって課長が連れていっちゃったし、他に頼めそうな人はいない。
仕方なく私はオフィスの端に置いてある脚立と電球を持って十階に向かった。
電球交換も総務の仕事ではない。
これも、ビルのメンテナンス会社の仕事だけど、至急の対応が出来ないから結局総務にこの仕事が回ってくる。
部長がちゃんと断ってくれれば良いのに、部下の苦労も知らずに安請け合いするからこんなことになるんだ。
第三会議室の中に入るが、誰もいなかった。
電気がチカチカしてる。
……あの電球か。
「悪い。これから企画室と打ち合わせなんだ」
寺沢くんが私と目を合わせずに慌ただしくオフィスを出ていく。
普段は穏やかで優しい彼だが、今日は余裕がないらしい。
新人は社内見学だとかいって課長が連れていっちゃったし、他に頼めそうな人はいない。
仕方なく私はオフィスの端に置いてある脚立と電球を持って十階に向かった。
電球交換も総務の仕事ではない。
これも、ビルのメンテナンス会社の仕事だけど、至急の対応が出来ないから結局総務にこの仕事が回ってくる。
部長がちゃんと断ってくれれば良いのに、部下の苦労も知らずに安請け合いするからこんなことになるんだ。
第三会議室の中に入るが、誰もいなかった。
電気がチカチカしてる。
……あの電球か。