無理矢理繋いだ赤い糸



「ちょっと沙希?やっぱり好きだったんじゃない!」
「違うよ!私、神に誓って悠也の事なんか好きじゃなかった!」
「もういいよー、だってどっちにしたって、今はだいすきって事なんでしょ?」
「え?」
「そうよね。結婚するんだもん、言い逃れなんかできないよね」

こういう時、男友達は隠し事をしてたのを知っても、へぇそうだったんだ、っていうので終わるけど。
女っていうのは、よりお互いの事を知ってこそが友達の証、みたいなところがあるから、追及の手を弱める事はしてくれないようで。



「それは…」

困ったように俯く沙希。
コイツが今口にした事、本当はどれもこれも俺には面白くねぇんだけど。



「あのさ、今度新居に来てよ。そん時、ゆっくりいろいろ話すからさ。今日は勘弁してやって?…な?」

頼む、って少し上目遣いで申し訳なさそうに笑みを浮かべれば、彼女達は簡単に、怒ってるワケじゃないからいいよ、と笑った。



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