無理矢理繋いだ赤い糸



どこかで誰かが、悠也と香山の幸せに皆で乾杯しよーぜ、って声が上がって、室内がまた歓声に包まれる。
店のスタッフが用意してくれた飲み物を配っている間に、近付いてきた杉原が俺の耳許で告げたのは、あまりにも予想外でちょっと恥ずかしい話だった。





結婚式の引き菓子とかプチギフトとかってやってるの?って聞かれたから、一度婚約者と店にどうぞ、って言ってただけだから。
おめでとうって言ったら嬉しそうだったから、すげぇ幸せなんだな、って笑っちまったよ、と。





だからって他の男に簡単に触られた事は許してやらねぇし。
神に誓ってまで俺を好きじゃなかったとか言った事だって、ちょっとやそっとじゃ許してやらねぇ。


沙希を苛めていいのは俺だけだから、さっきは助け舟を出してやったけど、その分も合わせて、今晩は絶対に寝かせてやらねぇ!



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