無理矢理繋いだ赤い糸
「悠也」
「……」
無言のままチラッと視線を向けると、相当バツが悪いんだろう、視線が泳いでいるのが分かった。
そのまま知らん顔をして言葉を待てば、沙希はチラチラと様子を伺いながら、さっきはありがとう、と消えてしまいそうなほど小さな声でそう言った。
俺的には友達の追及を誤魔化してやった事よりも、杉原に触られた事の詫びの方が大事だったんだけど。
まぁそれも含めて全部、後で沙希を攻める材料にしちまえばいいや、と己を納得させた。
「お前、後で覚えとけよ」
「え?」
ビクッと身体を竦めて俺を見上げる。
気が強いくせにマゾ体質で、顔も身体もめちゃめちゃ俺好みなんて、ほんとたまんない。