first love
あたしに欲しいものなんてなかったはずなのに、
無駄に記念になるものばかりを買い込んだ。
ここでの思い出を忘れないように。
いつか翔があたしの隣からいなくなっても
思い出せるように。
アルバムも買った。
このアルバムに翔との沖縄での思い出をたくさん詰め込もう。
そんなあたしとは正反対で、翔は何も買ってなかった。
海の見えるレストランでランチしながら、翔は「今からどうしようか」と聞いた。
「まだ買い物したい?」
「んー……」
悩むあたしに翔は
「女ってお土産って絶対買うよな」
と笑った。
「だって、記念じゃん。
普段はあたしもあんまり買わないんだけど、
翔と沖縄なんて、これが最初で最後かもしれないし(笑)」
あたしは冗談っぽく言った。
「別に、いつでも来れるよ。」
そんな翔の言葉は聞き流して、
あたしは普段の少食ぶりからは考えられないほどたくさん食べた。
「初めての沖縄、どう?」
そう言う翔の方を見ると何やらケータイでムービーを回しているようだ。
「最高♡」
あたしはケータイに満面の笑みを向けた。
「明日で沖縄最後だけど?」
「帰りたくなーい」
「じゃあさ、
沖縄で一緒に暮らす?」
ムービー片手にそんな冗談を振る翔。
「うん、そーしよそーしよ」
適当な返事をするあたし。
「ねぇ、いつまでムービー回してんのー?(笑)」
「じゃあ約束な。
俺と美華が結婚したらここに住む!
忘れるなよ」
翔はそう言うとあたしが何か言う前にムービーを切った。
……結婚…。
現実味のないワード。
無駄に記念になるものばかりを買い込んだ。
ここでの思い出を忘れないように。
いつか翔があたしの隣からいなくなっても
思い出せるように。
アルバムも買った。
このアルバムに翔との沖縄での思い出をたくさん詰め込もう。
そんなあたしとは正反対で、翔は何も買ってなかった。
海の見えるレストランでランチしながら、翔は「今からどうしようか」と聞いた。
「まだ買い物したい?」
「んー……」
悩むあたしに翔は
「女ってお土産って絶対買うよな」
と笑った。
「だって、記念じゃん。
普段はあたしもあんまり買わないんだけど、
翔と沖縄なんて、これが最初で最後かもしれないし(笑)」
あたしは冗談っぽく言った。
「別に、いつでも来れるよ。」
そんな翔の言葉は聞き流して、
あたしは普段の少食ぶりからは考えられないほどたくさん食べた。
「初めての沖縄、どう?」
そう言う翔の方を見ると何やらケータイでムービーを回しているようだ。
「最高♡」
あたしはケータイに満面の笑みを向けた。
「明日で沖縄最後だけど?」
「帰りたくなーい」
「じゃあさ、
沖縄で一緒に暮らす?」
ムービー片手にそんな冗談を振る翔。
「うん、そーしよそーしよ」
適当な返事をするあたし。
「ねぇ、いつまでムービー回してんのー?(笑)」
「じゃあ約束な。
俺と美華が結婚したらここに住む!
忘れるなよ」
翔はそう言うとあたしが何か言う前にムービーを切った。
……結婚…。
現実味のないワード。