Dream*Voice




「大夢君、もう送ってくれなくて、大丈夫だよ??」


これ以上迷惑かけられないしね..!!



「だーめ。いつ美音ちゃんが襲われるかわかんないし。」



『でも....』



「でもじゃない!何かあったら遅いんだからな??」



『うん...』



大夢君と帰り始めてから、分かったことがたくさんあった。


一つ目は、がんこってこと。

二つ目は、身長が180もあること。

160cmの私は、いつも見上げなければならない。

三つ目は.....





「ところで...さ....あの話、考えてくれた???」



『う...ん。やっぱり、私にバンドなんて出来ないよ。』




そう。バンドをしていること。


まだ、2人しかメンバーはいないみたいだけど。


毎日のように誘ってくる大夢君。



海斗君も、バンドに入っていたらしい。




「美音ちゃんだから、なんだ..!!美音ちゃんには、人を感動させる力があると思ってる。」




『大夢君....』






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