彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
薫子の記憶が正常なものへと戻った。


それを確かめるために、すぐに薫子に色々な事をきいてみたかった。


しかし、ショップの中で2人の思い出話をするのは少し恥ずかしい。


その思いから、俺は早々にショップを退散することにした。


「あの……ありがとうございました」


「あぁ。たぶん燈里君の満足のいく人形になっているハズだよ」


「はい。また、来ます」


俺はそう言い、薫子の手を握ってショップを出た。
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