隣のクラスの彼氏【続】
「な、んで泣、いてるの…」
私が泣いたことにだいぶ動揺しているのか、いつもの口調に戻った桐生。
「う、だって、…ぇ」
止まらない涙。気づいたら桐生は私の目を指で撫でていた。びっくりして開いた視界に飛び込んできたのは、少し困った顔をした桐生。
状況が飲み込めなくて、でもなんか桐生はさっきみたいに怒った表情をしていなくて。
「き、りゅ、」
「ダメでしょ、彼氏いるのに、俺の前でそんな顔しせたら」
「え、」
「俺も諦められなくなるからそんな顔しないで。」
なにそれ、なにそれ、なにそれ。
私って彼氏出来たの?それって桐生じゃないの?私たちって距離おいてるだけだよね?あれって別れるって意味だったの?