隣のクラスの彼氏【続】
「まーさか、すんごく嬉しい」
フニャって笑った桐生。安心したのもつかの間いきなり桐生の匂いに包まれる。
ええ、抱きしめられてる!?
近くの廊下を通っている生徒たちが私たちのことを見てキャーキャーと騒ぐ声が遠くで聞こえる。
驚きで口をパクパクとさせる私をよそに、もっと強く私を抱きしめる桐生。
…ドキドキしすぎて死んじゃうっ!
「俺ずっと不安だったんだ。美織いつも冷静で、俺のこと本当に好きなのかなって。だから距離置こうなんて言っちゃった。ごめんね?」
耳に息がかかりくすぐったい。
「っ、私だって。桐生女の子とばっかり話すし、私たち付き合って半年経ってるのに、キス…もまだだし。」
「あーもう俺駄目だわ。なんでそんなこと言うのかな。どうなってももう知らない。」