ハロー、マイファーストレディ!
「俺の最大の支持層は女性の、しかも既婚者だ。スキャンダルに厳しいだけでなく、俺の結婚については皆が興味津々だから、匙加減が難しい。とにかく沢山、姑が居るみたいなもんさ。結婚相手の選択を誤ると、命取りになりかねない。 」
「だったら、アイドルみたいにずっと結婚しなければ、いいじゃない。」
「言っただろう?俺は、頂点を目指すと。いざ、総理大臣になったときに、ファーストレディが不在だと何かと不都合が生じる。外交でも不利益が生じかねない。」
「確かに、格好は付かないわね。」
「それと、すでに結婚不適合者なんじゃないかと後援会のご婦人方に疑われ始めてる。尻尾は出してないつもりだが、俺の性格に難があるんじゃないかとか、理想が高いんじゃないかとか、勝手に邪推してくるんだ。結婚しても、しなくても、とにかく煩い。本当に女ってのは、面倒くさい生き物だな。」
「性格に難があるのは、本当のことじゃない。」
「お互いにな。」
思わず吐かれた悪態に、反射的に返せば、彼女はぷいとそっぽを向いた。
どうやら、彼女のご機嫌を損ねたようだが、どうせ最初から彼女には良く思われていない。
今更、機嫌を取ったところで大した違いはないだろう。
「そこで、俺は考えた。どうせ結婚するなら、逆にそれを最大限利用してやろうとね。よく言うだろう?ピンチはチャンスだ。相手を慎重に選び、アピールすることで、人気がますます高まるような結婚をする。それが、一番になるための近道かもしれない。」
「あなた、そんなことまでして偉くなりたいのね。馬鹿みたい。」
「何とでも言えばいい。偉くなりたいのには、俺なりの理由があるんだ。」
「ああ、そう。でも、どんな理由があったとしても、関係ないわ。残念ながら、私にはそんなお役目は務まりそうにないし、詐欺に荷担するなんて御免よ。」
彼女はそう言い捨てると、これで話は終わりだとばかりに立ち上がる。
このまま、この部屋さえ出て行く勢いだ。
「だったら、アイドルみたいにずっと結婚しなければ、いいじゃない。」
「言っただろう?俺は、頂点を目指すと。いざ、総理大臣になったときに、ファーストレディが不在だと何かと不都合が生じる。外交でも不利益が生じかねない。」
「確かに、格好は付かないわね。」
「それと、すでに結婚不適合者なんじゃないかと後援会のご婦人方に疑われ始めてる。尻尾は出してないつもりだが、俺の性格に難があるんじゃないかとか、理想が高いんじゃないかとか、勝手に邪推してくるんだ。結婚しても、しなくても、とにかく煩い。本当に女ってのは、面倒くさい生き物だな。」
「性格に難があるのは、本当のことじゃない。」
「お互いにな。」
思わず吐かれた悪態に、反射的に返せば、彼女はぷいとそっぽを向いた。
どうやら、彼女のご機嫌を損ねたようだが、どうせ最初から彼女には良く思われていない。
今更、機嫌を取ったところで大した違いはないだろう。
「そこで、俺は考えた。どうせ結婚するなら、逆にそれを最大限利用してやろうとね。よく言うだろう?ピンチはチャンスだ。相手を慎重に選び、アピールすることで、人気がますます高まるような結婚をする。それが、一番になるための近道かもしれない。」
「あなた、そんなことまでして偉くなりたいのね。馬鹿みたい。」
「何とでも言えばいい。偉くなりたいのには、俺なりの理由があるんだ。」
「ああ、そう。でも、どんな理由があったとしても、関係ないわ。残念ながら、私にはそんなお役目は務まりそうにないし、詐欺に荷担するなんて御免よ。」
彼女はそう言い捨てると、これで話は終わりだとばかりに立ち上がる。
このまま、この部屋さえ出て行く勢いだ。