ハロー、マイファーストレディ!
自分でも呆れたように唇を離せば、真依子がゆっくりと瞳を開く。
その目はとろんとして、虚ろこちらを見つめている。すでに抵抗する気も、するだけの力もない様だ。
「気持ちよかったか?」
耳元に囁くように呟いてから、耳朶をにキスを落とす。
「ひゃっ」と跳ねる彼女の体をしっかり抱き寄せ、耳から首筋に唇を這わせた。
首筋からは、汗とボディソープの混じり合った匂いがした。
風呂上がりなのに、すでに、かなり汗をかいているらしい。
その原因が間違いなく俺であることに、密かな充足感を覚える。
俺は、変態か。
自分で自分に呆れながら、首筋から鎖骨にかけて、丁寧にキスを落としながら、捲れ上がったワンピースの裾から手を差し入れた。
完全に予定外だが、止められないので仕方ない。
しかし、その手が、大きくはないが形の良い胸に到達した時、俺は初めて異変に気づく。
彼女の体が、小刻みに震えていたのだ。
慌てて顔を上げれば、彼女はいつの間にか怯えるような表情をして、目からは涙を流していた。
しまった、とすぐに我に返って、慌てて彼女から少し体を離す。
部屋着の乱れを直してやってから、彼女の顔を覗き込んだ。
涙を指で拭ってやるが、俺の手が触れるのを拒む様子は無い。
どうやら、完全に拒絶されている訳ではないらしい。
「悪い、やりすぎた。」
素直に謝罪の言葉を口に出すものの、真依子の涙は止まらない。
「トラウマか何かあるのか?」
優しく問いかければ、ふるふると首を横に振った。
震える体を包み込むように抱き起こし、軽く抱擁したまま落ち着かせるようにしばらく背中をさする。
少し落ち着いたのか、彼女が俺の肩に顔を埋めながら、涙混じりの声で言った。
「トラウマがある訳じゃないの。
…ただ、初めてだっただけ。」
その答えは意外なものでは無かった。
彼女の仕草から、ある程度は想像していたもの。
そして、さらにはほんの少し期待すらしていたものだ。
「もしかして、キスも?」
問いかけに、彼女はこくんと縦に首を振った。
その目はとろんとして、虚ろこちらを見つめている。すでに抵抗する気も、するだけの力もない様だ。
「気持ちよかったか?」
耳元に囁くように呟いてから、耳朶をにキスを落とす。
「ひゃっ」と跳ねる彼女の体をしっかり抱き寄せ、耳から首筋に唇を這わせた。
首筋からは、汗とボディソープの混じり合った匂いがした。
風呂上がりなのに、すでに、かなり汗をかいているらしい。
その原因が間違いなく俺であることに、密かな充足感を覚える。
俺は、変態か。
自分で自分に呆れながら、首筋から鎖骨にかけて、丁寧にキスを落としながら、捲れ上がったワンピースの裾から手を差し入れた。
完全に予定外だが、止められないので仕方ない。
しかし、その手が、大きくはないが形の良い胸に到達した時、俺は初めて異変に気づく。
彼女の体が、小刻みに震えていたのだ。
慌てて顔を上げれば、彼女はいつの間にか怯えるような表情をして、目からは涙を流していた。
しまった、とすぐに我に返って、慌てて彼女から少し体を離す。
部屋着の乱れを直してやってから、彼女の顔を覗き込んだ。
涙を指で拭ってやるが、俺の手が触れるのを拒む様子は無い。
どうやら、完全に拒絶されている訳ではないらしい。
「悪い、やりすぎた。」
素直に謝罪の言葉を口に出すものの、真依子の涙は止まらない。
「トラウマか何かあるのか?」
優しく問いかければ、ふるふると首を横に振った。
震える体を包み込むように抱き起こし、軽く抱擁したまま落ち着かせるようにしばらく背中をさする。
少し落ち着いたのか、彼女が俺の肩に顔を埋めながら、涙混じりの声で言った。
「トラウマがある訳じゃないの。
…ただ、初めてだっただけ。」
その答えは意外なものでは無かった。
彼女の仕草から、ある程度は想像していたもの。
そして、さらにはほんの少し期待すらしていたものだ。
「もしかして、キスも?」
問いかけに、彼女はこくんと縦に首を振った。