恋愛優遇は穏便に
来客用駐車場に止まっていた、政宗さんの車に乗り込む。
やはり、新車の香りが鼻についた。
駐車場から車を出した。
まぶしく太陽の光が降り注いでいる。
観光地近くということもあり、すでに歩道にはたくさんの人たちが観光スポットへ廻っているところだった。
赤信号になり、車を停車したとき、政宗さんが話しかけた。
「実は、この車はむつみさんと一緒に出かけるための車ですよ」
「……えっ」
「ボーナスもらったんで車を購入したんですよ。冬休みにでも車で旅行しようかな、って思っていて」
「政宗さん」
コホンと、軽く咳払いをして、政宗さんは話し続けた。
「それにまた引越しを考えていて」
「引越し?」
「兄が引っ越すんですよ」
「え」
「別の分譲マンションが見つかったって。お下がりになるけど、よかったら使ってって。もちろん、むつみさんが裸で寝ていても、もう兄はきませんけど」
そういって、政宗さんは笑い飛ばした。
「冬休みになったら引っ越します。むつみさん、一緒に暮らしますよ。いいですね?」
「は、はい。おねがいします」
車を発進させる。
車窓から太陽に照らされた観覧車の風景が流れてきた。
そういえば、あの白い袋に入ったものは一体なんだったのか、ちゃんと話せなかった。
やはり、新車の香りが鼻についた。
駐車場から車を出した。
まぶしく太陽の光が降り注いでいる。
観光地近くということもあり、すでに歩道にはたくさんの人たちが観光スポットへ廻っているところだった。
赤信号になり、車を停車したとき、政宗さんが話しかけた。
「実は、この車はむつみさんと一緒に出かけるための車ですよ」
「……えっ」
「ボーナスもらったんで車を購入したんですよ。冬休みにでも車で旅行しようかな、って思っていて」
「政宗さん」
コホンと、軽く咳払いをして、政宗さんは話し続けた。
「それにまた引越しを考えていて」
「引越し?」
「兄が引っ越すんですよ」
「え」
「別の分譲マンションが見つかったって。お下がりになるけど、よかったら使ってって。もちろん、むつみさんが裸で寝ていても、もう兄はきませんけど」
そういって、政宗さんは笑い飛ばした。
「冬休みになったら引っ越します。むつみさん、一緒に暮らしますよ。いいですね?」
「は、はい。おねがいします」
車を発進させる。
車窓から太陽に照らされた観覧車の風景が流れてきた。
そういえば、あの白い袋に入ったものは一体なんだったのか、ちゃんと話せなかった。