恋愛優遇は穏便に
「何度も何度もリセットさせます。再構築させますよ」


カラダをくねらせればくねらすほど、指が絡みつく。

政宗さんはそれをわかってわざと、敏感な場所から指を離さない。


「まさむねさ……んっ」


「さあ、感知するセンサーはどこでしょう」


「そ、そこはっ」


探り当てられた大切な場所へと指が向かっていく。

触れれば触れるほど、カラダが反応し、湿っていった。


「ちゃんと反応してますね。他も点検してみましょうか」


「ん、んんっ」


「漏電してますね。随分と。ブレーカーをおとさないと」


「や、やめてっ」


「いやじゃないでしょ。ほら、どこですか、むつみさんのブレーカーは」


「い、いやあっ」


とめられないカラダの点検に私のカラダがついていけなくなった。

パチン、と自分の電源がオフにされる。

支える力がなくなり、へなへなとその場の床にお尻をついた。



政宗さんは滴った指先を舐めながら、私を見下ろしていた。


「容赦しないって以前からずっといってますよね」


「……政宗さん」


「僕はずっとむつみさんのことを思っていました。なのに、むつみさんは」


「ごめんなさい……」


「正直に話してくれたら許すつもりでした。でも話さないから、僕も嘘に溺れた」


政宗さんはしゃがみこむと、私の上に覆い被さった。


「こんなところでプロポーズ受けたいですか? 弄ばれながら」


「い、いやです」


「そういいながら、体のほうがいいように聞こえますけど」


「そ、そんな……」


「さあ、熱が冷めないうちに、僕の部屋へ行きましょうか」


「はい」
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