スノーパレード


「ふふ、」

「何だよ。」

聞こえた笑い声に、雪に埋もれていた体を起こす。


未だ寝っ転がったままの雪乃は
俺に視線を向けて言った。


「珊汰って、やっぱりサンタクロースだね。」

「は?何だそれ。」

てか、いつの間に俺サンタになった訳?




笑った俺に、雪乃は瞼を閉じて答える。


その時
雪乃のまつ毛に、小さな雪が舞い落ちて。



「だって、今あたしが一番欲しい言葉くれた。」



そう言った雪乃が
今まで以上に、愛しくて。



やっぱり、美しくて。




込み上げる想いが、雪景色に彩られていく。





ああ、どうしてこんなに


俺は、君が好きなんだろう。






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