月星鬼






ガシャン…






鈍く低い音と共に扉が倒れる。








「沙季…」








手を後ろで縛られ中仙に首を閉められてる私をみて殺気が充満した。









「沙羽を返せよ。」






低く唸るように鋭い目で睨む。








「沙…」







「返して欲しいなら…可笑しいですが俺も捕まえて下さい。」





「「は…?」」







鋭いチクチクするような雰囲気は崩れ間抜けな声を出す。






「本当に馬鹿じゃないの?」





「俺たち3人は人を喰らうコトが嫌いだ。だから、態とと...」







全ての事情を聞いた私達は叶えるコトにした。








その日はもう教室に戻らず家の地下室にいた。







中仙を連れて帰ると夕夜と日夜は目覚めていた。






中仙が捕まっているのに驚いて目玉が落っこちそうだ。






「「里道!」」





同じ束縛部屋に入れて再度事情を聞くことにした。














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