月星鬼





「先日拘束の身になった3人から白の情報が入った。」






本当に神一族を潰すんだ…





暁たちも馬鹿だよな。







「明後日新月…神一族が歓楽街に行くみたいだ。」








「それは喰らうという意味でいいんですか?」








「あぁ、それに2人だけで行ってもらう。」








「「はい……ってはい?」」







後ろでお母さんが笑う声が聞こえる。






「リアクションも全てハモってる。ウフフフフ」










「海堂の息子に頼もうとも思ったがまだ極秘にしておこうと思ってな。」







「はぁ……」





「ってことで頼む。」





ポンポンと肩を叩かれお父さんは食卓に行ってしまった。






その場に呆然としてる私と沙季は顔を見合わせ互いの間抜け顔に笑った。










私たちが食卓につくと、晩ご飯を食べ始めた。








その日は風呂に入って寝てしまった。






今日浮かんだ疑問なんてすぐに消えていた。











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