ハニー*トラブル~君の彼氏はつらいよ~
俺が用件を訪ねると、一気にゆでダコのように真っ赤になった美咲ちゃんの顔。
……顔に出やすいよなぁ。美咲ちゃんって。
すぐ態度に出て、コロコロ表情も変わって
それだけ、すごく純粋な子なんだってことがわかる。
「あ、あの、よかったら一緒に帰ったりとかできるかな……? あ、め、迷惑じゃなければだけど!!」
「えぇ!?」
驚きすぎてすげーでかい声が出たのは許してほしい。
だって、まさかそんなこと言われるなんて思ってなかったし!?
つーか、普通思わないよな! おこがましすぎるよな!
あ、あれ? じゃあ告白のとき『もしかしてこれ告白か?』とか思ってた俺はなにになるんだ?
おこがましい通り越してなにになるんだ?
……図々しいにもほどがあるな俺。
あれが本当に告白だったからよかったものの、違ったらただの自意識過剰の危ないヤバい野郎じゃねーか。
「いや、全然迷惑じゃないよ! むしろ一緒に帰っていいの?!」
「うん!! か、帰ろっ!」
なんか、すげー全力で会話してるみたいに見えるだろうけど、その通りだぞ! 全力だぞ!
見た通りだ!!!
やっぱり視線は俺をグッサグサ刺すけど、それを振り払うように、驚いた顔でかたまる啓太とツジに声をかけてから
美咲ちゃんの、手首を掴んで玄関までちょっと走った
「え? 朝陽くん!?」
「ちょっとだけ走って! ごめん!!」
美咲ちゃんのこと走らせるなんて処刑ものだってわかってるけど、16年間平凡男子やってきた俺にあの視線は痛すぎるんだぞ!
やべー! JMS(城ヶ崎美咲親衛隊)まじ怖ぇ!!