ハニー*トラブル~君の彼氏はつらいよ~


つーか、俺なにげに“美咲ちゃん”って呼べてるな。心の中でのみだけどな!


ヘタレだとか言われそうだけど、美咲ちゃんなんて口に出して呼んだ日には親衛隊に殺されるんだぞ! 間違いなく!


これ、無理だろ。呼べないだろ。口が裂けても呼べないだろ。いや、正直、口が裂けるくらいなら呼んだ方がましだけど!! つーか、呼ぶけど!!


「ふふ、朝陽くん、顔がたくさん変わってるよ」


俺は相当表情に出やすいのか、心の葛藤は思い切り表に出ていたらしく、美咲ちゃんがおかしそうに、でも上品に笑った



それを見た俺の心は簡単に撃ち抜かれる。


……やっぱ可愛いよなぁ。



本当に、俺はこの子に告白されたんだろうか。


これ、“夢でしたー”ってオチの方がしっくりくるほどありえなくないか?



クラスの違う美咲ちゃんと、一旦別れて、靴を履き替える。



その間も陰湿で些細な嫌がらせがあったけども。


例えば近くを通ったJMSに足を思いっきり踏まれたり、履こうとしていた靴を蹴飛ばされたり。


……いじめか!?


俺泣くぞ! そんなにメンタル強くないぞこの野郎!

しかもちょっと攻撃が陰湿で地味なところがさらにむかつく!!


お願いだからいっそのことパーッとやってくれよ。

なんでそんな地味な攻撃するんだよ。逆に辛いぞ!



……今回の事でJMSを敵に回してはいけないことがよくわかった。うん。痛いほどわかった。


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