ハニー*トラブル~君の彼氏はつらいよ~
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翌日、昨日あんなに追いかけ回してきた親衛隊に今日も追われて
二日連続で遅刻をやらかした俺は、職員室に呼び出されていた。
「お前なぁ……、昨日あんな反省しているような原稿用紙三枚出しておいて今日も堂々と遅刻か」
「えーっと、落とし物拾ったんすよ! んで、交番届けて」
「嘘つけ、お前さっきマラソンって言ってたじゃねぇか」
あうちっ。やっちまったぜ俺。
まったく違うことを言って、ごまかそうとしていた俺を西田は呆れたように見つめ、原稿用紙三枚を寄越してきた
だよな! そうなるよな! 昨日の流れでなんとなくわかってたよっ!
「昼休み使ってそれ書け」
「え、俺、昼飯食えないんすか」
「自業自得ってやつだ。それに早く終われば昼飯ぐらい食えるぞ」
いやいや、無茶言い過ぎだろ。俺、西田のこと大嫌いになりそう。
結局、俺は指導室で一人、弁当を食いながら反省文を書くという(もちろん内緒でだぞ)、なんとも行儀の悪いことをしている。
でも、しょうがねぇじゃん…。
俺、昼飯食わないで午後の授業たえられる自信ないしさ…。