この空の下でめぐり会う奇跡
クシュッ
美空がくしゃみをした。
もう11月下旬相当寒いはず
「待たずに帰れ」
と 伝えるが・・・。
「それなら会ってくれる?」
「・・・・・・」
オレが答えないでいると
「やっぱいいや
約束だもんね」
と 電話を切った。
何がしたいのかわからない
他に男が居るくせに
そいつに慰めてもらえよ。
・・・あ・・・
そんな落ち込んだ姿を
新しい男には見せたくないか・・・?
何だ・・・オレは
悩み相談室か?
またテーブルに戻ると
まどかは暗い顔をしていた。
「ごめんね 分かってるんだよ
分かってるけど・・・」
と まどかは大粒の涙を流した。