この空の下でめぐり会う奇跡
懐かしい・・・。
オレと付き合ってたんだよ
それ思い出してほしい。
いや。
ダメだ・・・。
思い出したら辛くなるだけ
【一樹が他の人となんて絶対認めないから】
美空がオレに言い渡した最後の言葉。
「お父さんの様で昔父さんに
よくおんぶされてたのを思い出すな」
お父さん・・・
親の事か・・・と少し安心をする。
オレたちが着いたのは
7時の3分前
「ギリギリのセーフ」
オレがそう言って入ると
「え!!!間に合ったの?」
と残念がるみんな
どうも みんなは【間に合わない】
に 賭けてたらしい。
「だけどさ会社から背負ってきたの?」
「まーね」
「石川さんありがとうございました」
美空がお礼を言った。
「みんな揃ったから乾杯しますか!」
歓迎会という名の飲み会がスタートしたのだ。