コンプレックスさえも愛されて。
「可愛いとか、褒め言葉じゃねぇし。それに、可愛いは沙耶香の為の言葉だし?」
そう言って彬さんは、その大きな口で私の胸にむしゃぶり付いた。
恥ずかしいのに、彬さんが吐息混じりに可愛いと言いながら、執拗に執拗に胸を触ったり舐めたりを繰り返すのを視界に映せば、それが自分のコンプレックスだったなんて事は、遠い記憶の彼方に追いやられた。
おずおずと、彬さんの頭を引きよせてしまう。
彬さんがチラッと私を見上げて、笑ったような、気がした。