○○するお話【中編つめあわせ】
慣れない仕事は、私よりも恭くんの方がずっと大変そうで、あんなになんでもサラってこなせちゃう恭くんがそればかりにかかりっきりって事は本当に忙しいんだと思う。
恭くんはなんでも効率よくこなすのが好きだから、本来の恭くんなら仕事を家に持ち込むのだって不本意なハズだ。
だから、営業部ってよほど大変なんですねって話したら、宮地さんは『えっ、家でもそんなに仕事してるの?!』って驚いてて。
その後『よっぽどいい成績残したいんだねー。野心家?』って聞かれたけど……野心家、なのかな?
『エリート組で役員の椅子争いとかしてるならまだしも、二年目でそれって珍しいよ』って言葉にもびっくりした。
営業部の他の人もきっと同じなんだろうなって思ってたから。
そっか。違うのか。
他の人はもっと……家で、仕事以外の事、してるのかな。
ご飯中、書類見たりしないのかな。
でも恭くんは……家でもご飯中でも、仕事ばかりだし。
学生の頃の試験とか、確かに恭くんは上位には名前を並べてたけど……そこまで負けず嫌いだった覚えもないのに。
試験と仕事は違うんだろうか。
それとも……学生の頃とは、恭くんが変わったのかな。
……変わっちゃったのかな。
だって。最近笑わなくなった。