○○するお話【中編つめあわせ】
こうして同僚を部屋に呼ぶのは初めてだった。
理由は、凛がアルコール臭っつーか、飲み会でつくような匂いが苦手だっつーからだ。
まぁ、俺もそこまで酒飲むわけじゃねーし、部屋に呼べない事に不満なんかあったわけじゃねーけど、凛が帰るっていうからいい機会だと思って、今日の集まりになった。
凛がいたら、飲み会じゃなくても誰か呼ぶのは気が引けるし丁度いい。
最近はなんとなくマンネリってわけじゃねーけど、上手くはいってなかったし、少し離れた時間がとれたのはお互いの気分転換になるだろうし。
「匂い残るって、東条さんが煙草嫌いだから?」
「まぁ、そんなとこ」と適当に答えながら、山下たちが買ってきたからあげに手を伸ばす。
「東条さん、可愛いよなー。華奢でいかにも女の子って感じでさー。つーか最近、また痩せた?」
「そうか? あいつ元々細いし、あんなもんだろ」
「子どもん時からあんな感じ? 幼なじみとかいいよなー」
羨ましそうに言う山下に、林が「なー」と同調する。
「あれ、林って幼なじみいるとか言ってなかったか?」
「いや、いるけどさ、ああいう強い女じゃなくて、東条さんみたいな可愛い女の子の幼なじみが欲しかったって話だろ。
俺の幼なじみなんか、年末に実家帰った時俺の風呂普通に覗き来るようなヤツだもん。
恥じらいも何もあったもんじゃないし」
それは確かに嫌だ、と心の中で思い苦笑いを浮かべていると。
「すぐ照れて赤くなるとことか、見てて可愛いよな」
話題が凛に戻る。