○○するお話【中編つめあわせ】


『ごめんなさいねー。あの子に、そういうのはちゃんと言いなさいって注意しておくわね。
いくら仕事って言っても、同じ部屋に住んでるんだからそういうのはきちんとしないとね』

おばさんの声にハっとして、咄嗟に「いえ」と声が出た。

「あの……凛のスマホって壊れたりしてますか?」
『え? そんな事ないと思うわよ? さっきも今日の仕事が終わってこれからホテルチェックインするって電話があったばかりだし。
六時くらいの時だったかしら。
繋がらない? 何か用ならかけるように言っておきましょうか?』
「あ、いえ……。また後で連絡してみますから大丈夫です」
『そう? 今度たまには寄ってね。あ、ほら、恭くん誕生日だったし、だいぶ遅れちゃったけどこっちに来た時にでもお祝いしましょう』
「あー……そういえばそうですね」
『男の人って、自分の誕生日意識しないのかしら。うちのお父さんもそんな感じで嫌になっちゃうわー。
そういえばお誕生日の日、凛、ピーマンの肉詰めちゃんと作れてた?』

「え」と声をもらした俺に、おばさんは『あ、やっぱり失敗してた?』と笑う。

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