○○するお話【中編つめあわせ】


「煙草を吸う女って、嫌われるってよく聞くし……私もやめようかしら」

心ん中で勝手にしろと思いながらも、ははって笑顔を浮かべておく。
林とか山下とだと思ったから来たのに。
仕事終わってまで作り笑い浮かべなきゃならねーならくるんじゃなかった。

「国見さんは、煙草吸う女って嫌い?」
「どうですかね。個人の自由でいいと思いますけど」

俺、関係ねーし。

「最初は気にしないって言ってても、付き合いだすとやめて欲しいって言い出すものなのよね。
国見さんもそういうタイプ?」
「はは、どうですかね」
「まぁ、でも嫌がるのも分かるのよねぇ。それに、匂いとか髪についちゃうからやっぱりねぇ」

じゃあやめればいいって話だろ。くだらねー。なんなんだこの実のない会話は。
なんでこうも終着点の分からない事を聞いてくるのか、イライラする。

凛は……まぁ、凛もそういう部分はあるけど。
あいつは、気弱ではあるけど、だからってしっかりしてねーわけじゃねーから、こうって自分で決めたら俺が何言おうとそうする。
だから、そういう部分でイライラした事はない。

ただ、俺が嫌だと思ってるかどうかは気になるみたいで、「いいと思う?」とは確認するみたいに聞いてくるけど。



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