○○するお話【中編つめあわせ】
林の答えに、気が遠くなる。
二週間って……そんな前?
驚いた顔って言われて、すぐに凛の怯えたような傷ついたような顔が浮かんだ。
だって……仕方ねーだろ。付き合ってるって、秘密にしなきゃなんだから。
言えないんだから、そう答えたって仕方ねーじゃん。
俺のモンじゃねーなんて、嘘に決まってんだろ?
誤魔化しただけで、本音とかじゃ全然……。
……いや。違う。違う。そうじゃねー。
仕方ねーって、何がだ?
そもそも関係を秘密にしたいって言ったのは俺だ。
なんでかって聞かれれば、きちんとした評価を受けたかったとか、凛の横に並んでも周りが納得するような成績残しておきたかったとか。
おじさんに、反対されるような男じゃなくて、納得してもらえるような男になってから、紹介されたかったとか……。
それ全部、自分のためじゃねーか。
根底には、凛と一緒にいたいからっていうのはある。
仕事必死になってやってんのだって、そのためだ。
そのためだけど……。
でも、周りの目とか、見たこともねー凛の未来の見合い相手だとか、そういうの気にしてんのは……俺の、つまんねープライドだったのかもしれなかった。