○○するお話【中編つめあわせ】


「もう、寂しくさせないで……。私も、頑張るから……」

堪らず零れ落ちる涙を、恭くんの指が拭う。
そのまましばらく見つめ合って……私の首の下に腕を回した恭くんにぎゅっと抱き締められる。
耳元で囁かれるように言われた「分かった」の言葉に、そっと目を閉じて私も抱き締め返した。

服を脱がせながら恭くんが「おまえ、痩せすぎ」ってちょっと顔をしかめて。
「恭くんのせいだよ」ってからかうみたいに言ったら、恭くんは言葉に詰まってバツが悪そうに笑った。

恭くんが笑ってくれる。
それだけでこんなに満たされるんだって、思い知った私を見て。

「ごめん。好きだ」
って、恭くんが告げる。

……うん。私も。
返事は、恭くんのキスに邪魔されて言葉にならなかった。



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