恥ずかしい二人
激務で知られる営業部で、お互いに切磋琢磨しながら仕事をこなし、プライベートな時間に愚痴りあったり励ましあったり渇を入れあったりしながら体育会系のノリで接しているうちにどんどん距離が縮まって行き…。


入社して3年目の春、私達の関係は同僚から嬉し恥ずかし恋人同士へと昇格していた。


と言っても現時点で2ヶ月しか経過していなくて、そんでまだキス止まりの関係なんだけどもね。


そんな中、本日、付き合い始めてから初めての私の誕生日を迎えて。


会社帰り、奇跡的に予約の取れた、巷で話題のちょいとコジャレたフレンチレストランにて、木ノ内君主催の二人だけのプチバースデーパーティーを楽しんで来たのだった。


プレゼントのネックレスももらっちゃったもんね!


ただ、そこはアルコールをガブ飲みできるような雰囲気ではなく、酒豪の木ノ内君には物足りなかったみたいで『他で飲み直すか?』と提案された。


でも、時間も時間だったしその後自宅まで帰る事を考えたらちょっと億劫で、正直にその胸の内を伝えたら『じゃあウチで飲んで、そのまま泊まってっちまえよ』と言われた。


実にナイスなプランだと思った。


それなら時間を気にせずに心おきなく飲めるし、遠慮なく酔いつぶれる事ができるし。
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