悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜
「そうだ、理緒も今日の集まりついてけば?」
な、
なんていうクソ兄貴だ。
族なんて危ないとこに可愛い妹を
行かせるなんて。
悪魔だ。
「おい、思ったこと全部口に出てるぞボケ。しかも煙草と酒堂々とやってながらなにが可愛い妹だ。」
「チッ」
「あーもー!」
「二人ともほんと喧嘩の頻度やばすぎ!」
双子が決まってあたし達の喧嘩を止める。
それをこっそり笑いながら見てる颯太と
堂々と笑って指までさしてる翔希。
なんなんだ…
「でもさー理緒もきちゃえばいーじゃん、喧嘩だってつえーし、いーだろ颯太?」
「麻雀の借りもあるからな」
「決まりー!」
「やったー女の子ー!」
もういーや
別に怖い人達なんて兄貴が
山ほど連れてきてるから慣れてるし
そうして今度は族の集会にまで
行くことになった…。