AveniR-アヴニール-
そして、

男も俺の存在に気づいていない。

俺は2人に見つからないよう

別の道を走った。

そしたら、

男が銃でニコルの足元を撃(ウ)った。

ニコルの布製の靴が破れ、

そのまま転んでしまう。

それを見た俺は足を止め、

木の後ろに隠れる。

まずい…!

ニコルを助けねえと…!

だけど今飛び出したら

一緒に殺される…。

何か策は無いのか…?

しっかりしろ、元エリート!

しゅるり……。
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