本気の恋をしようじゃないか《加筆修正版》
「連絡しても返事がないから心配で杏奈の家まで行ったら俺の知らない男と仲良さそうに話をしていた。その時はまさか相手がつっちーだと思わなくって……俺以外に親しい男がいるんだって思ったらもうショックで」
まさか家の近くまで来ていたなんて知らなかった。
「な、なんで?私が小牧君以外に親しい人がいると思うの?私には小牧君しかいなかった。だからクリスマスの時にーー」
ふわっとあの時の想いや映像が思い出され、胸が締め付けられるような感覚に私は自分の服を握りしめた。
「じゃあ、あの時つっちーに呼ばれたのは?」
「目の事。だって知ってるの先生だけだったし、それと小牧君の事も……」
「え?俺?」
「私が元気なかったのは小牧君との事だってすぐにわかったみたいで……」
小牧君は両手を頭に当て
「んだよ~。もう俺サイテーじゃんかよ。一人で焦って一人で怒ってあああ!畜生!」
「こ、小牧君?」
「俺さ、そこの現場見ちゃったんだよ」
「え?」
「杏奈とつっちーがこそこそ話しているのをさ。しかもあの初詣に日に家の前にいたのがつっちーだって事もわかっちゃって……もう本当にショックで、やっぱり俺じゃなくて好きなのはつっちーだったんだって勝手に思いこんで」
小牧君は項垂れた。
でも私は複雑な思いだった。
「それで城田さんとエッチしたの?」
私の一言に小牧君の動きが止まった。
まさか家の近くまで来ていたなんて知らなかった。
「な、なんで?私が小牧君以外に親しい人がいると思うの?私には小牧君しかいなかった。だからクリスマスの時にーー」
ふわっとあの時の想いや映像が思い出され、胸が締め付けられるような感覚に私は自分の服を握りしめた。
「じゃあ、あの時つっちーに呼ばれたのは?」
「目の事。だって知ってるの先生だけだったし、それと小牧君の事も……」
「え?俺?」
「私が元気なかったのは小牧君との事だってすぐにわかったみたいで……」
小牧君は両手を頭に当て
「んだよ~。もう俺サイテーじゃんかよ。一人で焦って一人で怒ってあああ!畜生!」
「こ、小牧君?」
「俺さ、そこの現場見ちゃったんだよ」
「え?」
「杏奈とつっちーがこそこそ話しているのをさ。しかもあの初詣に日に家の前にいたのがつっちーだって事もわかっちゃって……もう本当にショックで、やっぱり俺じゃなくて好きなのはつっちーだったんだって勝手に思いこんで」
小牧君は項垂れた。
でも私は複雑な思いだった。
「それで城田さんとエッチしたの?」
私の一言に小牧君の動きが止まった。