強引社長の甘い罠
ダイニングの奥はキッチンになっていて、リビングの奥にはまた小さなリビングのような部屋がある。そしてその奥に寝室が二つ、ついていた。南側の寝室が主寝室のようでこちらの方が広く、ベッドも大きかった。せっかくだから私は今夜、この部屋で寝ることにした。寝室のソファに持っていたバッグをとりあえず置くと、私はさらに続きがあるらしい奥の部屋を確認しに行った。
そこは大きなバスルームで、ウォークインクローゼットへと続いていた。自分のアパートの部屋よりも広い、衣装を置くためだけのその部屋に、私はまたうんざりして天を仰いだ。こんなの馬鹿げているとしか思えない。
私をホテルの部屋に縛り付けるために、ここまでする必要があったとはとても思えなかった。
私が主寝室に戻ってベッドに飛び込んだとき、チャイムが鳴った。まったくもう、何なの?
無駄に広いリビングルームを何歩も歩いて通り過ぎ、ロビーに出てドアを開ける。ドアの外には二人の客室係が立っていて、大きなワゴンにクロッシュで覆われた皿をいくつも運んできていた。
「ルームサービスです」
私は眉根を寄せた。
「頼んでませんけど……」
すると彼らはお互いに目を見合わせた後、にっこり微笑んだ。
「いえ、桐原様より承っております。失礼させていただきます」
そこは大きなバスルームで、ウォークインクローゼットへと続いていた。自分のアパートの部屋よりも広い、衣装を置くためだけのその部屋に、私はまたうんざりして天を仰いだ。こんなの馬鹿げているとしか思えない。
私をホテルの部屋に縛り付けるために、ここまでする必要があったとはとても思えなかった。
私が主寝室に戻ってベッドに飛び込んだとき、チャイムが鳴った。まったくもう、何なの?
無駄に広いリビングルームを何歩も歩いて通り過ぎ、ロビーに出てドアを開ける。ドアの外には二人の客室係が立っていて、大きなワゴンにクロッシュで覆われた皿をいくつも運んできていた。
「ルームサービスです」
私は眉根を寄せた。
「頼んでませんけど……」
すると彼らはお互いに目を見合わせた後、にっこり微笑んだ。
「いえ、桐原様より承っております。失礼させていただきます」