不都合と好都合
「私達と同い年くらいの女性もいたわよ。上がってお茶でも。って誘われたけど断っちゃった。」
「その人が美人?」
ビールを飲んでぷはーっと息を吐きながら雅夫は聞いた。
「ううん。その人はそれほどでもない。」
めぐみは首を横に振った。「じゃあ、美人はどこ?」
雅夫が再び聞いた時、天ざるが来たので、またしても目の前の天ざるに夢中になってしまう雅夫であった。
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